eaglevalley
稀代のトレーラーコンストラクターEAGLEVALLEYで
カスタムトレーラーを作る
世界食堂のモバイルレストランは、世界食堂メンバーが代表を務める㈱EAGLEVALLEYが製造しています。EAGLEVALLEYは、特殊車両の開発と設計から駆体製造、内外装施工、許認可取得までをワンストップでこなす、随一の特殊車両開発力をもったトレーラーコンストラクター。
カスタムトレーラーで事業を始めたい。世界食堂では、そう考える方のために、EAGLEVALLEYが製造するカスタムトレーラーの注文もお受けしています。
EAGLEVALLEYについて、ここで少し詳しくご紹介します。設立は2015年。それまでの20数年間をものづくりに従事していた篠田香織と蛭田正徳が、共同で設立しました。オーダーメイドの木工家具製作からはじまり、素材に鉄を加え、鉄工の技術も会得してものづくりの幅を広げていきました。
有名な撮影スタジオの施工や。都内の人気店舗の内外装を手掛けるようになり、それを通して、自分たちのスタイルと独自の世界を表現する方法をつくりあげていきました。木工や鉄工、内装や塗装と組み立て技術を柔軟に織り交ぜてものを完成させるスタイルはこの時期に培われてました。
北米のトレーラー文化を日本に
北米のトレーラー文化を日本に浸透させたい思いから、EAGLEVALLEYでは、設立当初からトレーラー製造を中核に据えています。北米では生活に必要な装備を施したトレーラーを mobile home と呼び、キャンプ目的のトレーラーを travel trailer、飲食販売目的のトレーラーを food cartと呼んでいます。つまり、車輪の付いた土台の上に目的に応じて必要な機能を加えることで、あらゆる目的のトレーラーが生まれてきました。小売が目的のトレーラーやサービス提供を目的とトレーラー、ショウケーシングを目的としたたトレーラーなど、北米のトレーラー文化はとても奥深いです。
唯一無二のトレーラーをつくる
シャーシの上に居室空間を載せて、ドアや窓を設置すればトレーラーハウスができあがり、厨房設備を載せて飲食空間を設ければフードトレーラーが完成します。
ただ、そこに人の感性を惹きつける表現力や世界観や工夫がなければ、それは単なる機能にすぎません。EAGLEVALLEYでは、革新性への挑戦心とこれまでに培った多様な技術を駆使しながら、長大な製造工程のほぼすべてを内製することで、まさに「唯一無二」のトレーラーを実現してきました。
鉄骨からトレーラーをつくる
EAGLEVALLEYでは土台であるシャーシを設計し、鋼材を切り出すことから始めてトレーラーを製作します。つまり、改造車両ではありません。フードトラック製造も既存の荷台を下ろして骨格から組み直すことから始まります。
なぜこのような面倒な工程を採るのでしょうか。答えはシンプルで「唯一無二のトレーラー」に必要だからです。
とはいえ、シャーシ設計から公道を走らせるまでの道のりは険しいものです。製作図面、車枠強度検討書、走行装置強度検討書、荷重分布計算書、保安基準適合検討書、最大安定傾斜角度計算書、最小回転半径計算書、走行性能計算書など、数十種の計算書類と必要資料と完成写真をまとめ、国土交通省の各地方運輸局にトレーラーの組立申請を行います。その後、書類審査の決済が下りたら、実際に車両を持ち込み実車の検査を受け、そこで合格して始めて公道を走行できる車両として認められます。
この険しい工程を高い技術と知見で乗り越えてはじめて、その言葉通り「唯一無二」のトレーラーが完成します。